みなさんこんにちは、Koumeiです。
実は今わたしはTBS火曜ドラマ【対岸の家事】にハマってます。
読者のみなさんの中にもドラマを見て、「わかるぅ」と共感したり、「そんなに家事って大変なのか」と新たな気づきがあったりする方も多いのではないでしょうか。
わたしももともとはバリバリ仕事人間だったのですが、今更ながらこのドラマで多くのことを学んでいます。
その【対岸の家事】もいよいよ後半。
今回注目したのは5月27日(火)の第9話「専業主婦、有休(有給休暇)を頂きます!」です。
正直予告動画のこのセリフに刺さってしまいました。
そこで今回は、世間では会社員が使うものと思われているこの「有休(有給休暇)」のそもそもの意味や専業主婦も有休(有給休暇)を取るべきか、について、
わたし個人的な経験や見解を執筆してみました。
あくまで個人的な意見なので、共感・反対もあるとは思いますが、気軽にこんなこと考えているやついるんだな、というコーヒーブレイクのつもりで楽しんでもらえればと思います。
有休(有給休暇)って?
5月27日(火)放送【対岸の家事】第9話予告では、主人公の村上詩穂(多部未華子)の「専業主婦の有休を頂きます!」というセリフが飛び出します。
この表現、わたしには個人的にスゴイ新鮮で刺さったんですよね。
そこで、まずはこの有休(有給休暇)とはどんなものなのかのおさらいからしていきましょう。

そもそも有休(有給休暇)ってどんな制度?
有休(有給休暇)とは日本の労働基準法という法律で定められている労働者の権利で、その日に休んでも給与は支払われる制度のことです。
今しきりに言われている労働者のワークライフバランス、そして心身のリフレッシュに大切な制度なんですね。
有休(有給休暇)はどんな人が対象なの?
有休(有給休暇)は正社員、パート、アルバイトなどにかかわらず、
- 6ヵ月以上継続して雇用されている
- 所定労働日数の8割以上出勤している
人全員が対象です。
有休(有給休暇)は何日くらいもらえるの?
厚生労働省では以下のように決められています。

引用元:厚生労働省HP
だいたい会社員だと勤続日数で決められた有休日数を毎年割り当てられますね。
これに加えて法律では、会社は年10日以上「有給休暇」を付与された労働者に対しては年5日を取得させることが義務付けられています。
もし取得させなかった場合は罰則の対象となるというほど、厳しい決まりなのです。
対岸の家事から見る専業主婦という労働
そもそも労働の定義とは?
厚生労働省のHPでも、有休(有給休暇)を付与される人の表現として、たびたび「労働者」という言葉が良く出てきます。
では会社とかいう枠だけでなく「労働」ってそもそも何なのでしょう?
Wikipedia で見ると
人間が自然に働きかけて、生活手段や生産手段などをつくり出す活動のこと(経済学)。からだを使って働くこと。
とあります。
生活するにはお金がいるのでどうしても給与をもらうことだけに目が行きますが、実は生活を成り立たせるために働く・活動すること、という広い意味みたいですね(個人的解釈ですが)。
では専業主婦も労働者か?
ここからは徐々にわたしの個人的見解も交えてになります。
(今の)わたしが思うに、生活するために体を動かすことが労働であれば、家事も立派な労働でしょう。
そしてそれを専門的にこなす「専業主婦」は立派な役職です。
【対岸の家事】の詩穂(多部未華子)も家族のために家事の手は抜かないと、自分のアウトプットをコミットして達成しょうとしてますよね。
ある意味、われわれサラリーマンよりコミット強いかも。
「専業主婦の有休(有給)」はあり?【対岸の家事】第9話セリフに感じたこと
(今の)わたしの見解からいえばYES(あり)でしょう。
確かに夫婦で雇用や給与支払い契約はありませんが、生活するために、そしてご主人が別の場所(会社)で経済的な労働をするためには欠かせない基盤を作ってくれてます。
会社で働くサラリーマンの場合、有休(有給休暇)以外の年間休日は土日、お盆、正月など入れてだいたい平均120~130日くらいです。
つまり1年間で勤務する日数は235日~245日くらい。
では専業主婦業は? 単純に考えると365日です(この時点で既に労働基準法違反?!)。
もちろん現実的に細かく見れば、夫婦で助け合ったり、アウトソースをつかったりが一般的でしょうが、家にいれば少量でもコップ洗ったり、洗濯したり、基本完全に離れられる日はないですね。
家にいるから休みというわけではなく、きちんと業務から離れる日を申請する権利は十分ありそうに思えます。
「専業主婦の有休(有給)」に共感しかない|ドラマ【対岸の家事】からの学び
冒頭で述べたように、実は私は元々バリバリ仕事人間でした。
妻は子育て中は専業主婦で、家にいてくれることや、家に帰ればご飯があるのも当たり前のように思っていました。
いまとなって昔のことを妻と話したりしているのですが、よく言われるのが、
「家事の多さや体力的なこともそうだけど、ずっと子供しか話し相手がいなかったことがつらかった」という内容です。
とくに私が単身赴任で遠方にいたときにかなりしんどかったといいます。
その時はなんとなく、そうか、と思ったくらいでしたが、後日わたしが「ハッと」気づかされることがありました。
それが、ドラマ【対岸の家事】第2話のディーンフジオカさん演じる中谷達也のシーンです。
中谷達也は厚生労働省勤務エリート。これからの日本の働き方のロールモデルになろうという自ら育休をとりますが、仕事ではエリートだった彼も予想外の苦労を強いられます。

そして、幼児の娘「佳恋(かれん)」ちゃんが熱を出してしまいますが、自分ひとりでは何もできない自分に落胆。
今まで仕事ではエリートコースを歩んできた中谷の頭の中のセリフが流れます。
- 「働いている方が楽だった」
- 「そもそも(幼児と)日本語が通じない、二人だけの日々に精神がむしばまれていく」
- 「永遠にタイムリープしているのではという気さえしてくる」
- 「誰かと話せたら少しは楽になるかもしれない」
- 「誰でもいい 誰かと話したい。でも昼間の街にはだれもいない。」
そして、ファミレスで泣き止まない娘への周囲の視線を感じながら、「居場所すらないなんて知らなかった……」と。
もう頭を鈍器で殴られたというか、雷が落ちたというか、「あのときこういうことを言っていたのか!」とやっと気づくことができた瞬間でした。
わたしは田舎出身ですし、世代的にまだ周囲に子育て中の専業主婦の人もいるにはいましたので誰もが同じ状況ではないでしょうけど、
それでも、夫婦間でしか話せないこともあります。
こんな状態でよく365日x何年も休みなく耐え抜いてくれた、と今更ながら反省の日々です….。
これが、実はこんなわたしが【対岸の家事】というドラマにハマり、今回第9話の「専業主婦の有休(有給休暇)」というセリフについて記事にして残しておこうと思った経緯です。
まとめ:【対岸の家事】から考える専業主婦の有休(有給)について
長々とわたしの私的見解記事にお付き合いいただきありがとうございました。
今回の記事はいつものトレンド記事とは少し違い、私自身のドラマ対岸の家事からの学び、そして専業主婦と有休(有給休暇)に対する個人的見解をまとめてお伝えしました。
あくまでも個人的な意見ですので、反対意見の方も多数いらっしゃると思いますが、ここでのまとめとしては、
- 有休(有給休暇)と労働の定義などから考えても、専業主婦にも有休(有給休暇)の権利は十分ある
- 今更ながら専業主婦の過酷な部分をドラマ【対岸の家事】の中で気づくことができた
ということで締めくくりたいと思います。
しつこいようですが、あくまでおっさん世代の一人の感想として、隙間時間の読みものくらいの気持ちでゆるりと受け取っていただければ幸いです。
対外の家事もいよいよあと少しでクライマックス。どんな展開になっていくのか楽しみですね。
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