今回「CHANTOWEB」にて武田真一アナが改めてNHK早期退職を決断した理由や退職後の生活についてインタビューに答えられました。
退職時も色々と情報は飛び交いましたが、
今回はその後の生活についても詳しく語られてます。
細かい内容はインタビューをご覧いただければと思いますが、武田アナのコメントを見ると
どうしても同世代である自分と照らし合わせてしまいます。
今のご時世60歳を目前に早期退職に踏み切るか、
あと数年つまらないサラリーマン人生を送るか。
悩んでいる人は多いと思います。
今回武田アナの退職に踏み切った理由や現在の生活、そして退職独立後の収入の予想を検証しながら、
同世代でよく似た状況でもある自分の見解も一度まとめてみようと思いました。
もちろん状況は人それぞれであくまで個人的意見にすぎませんが、よろしければお付き合いください。
武田真一アナの早期退職理由
きっかけとなったのは2021年。53歳の時の大阪放送局への異動だったようです。
2017年から担当していた『クローズアップ現代+』は、
引用元:CHANTOWEB
僕にとって思い入れのある番組でしたから、 ~中略~
大好きだった番組を離れることに、正直少しがっかりしたのも事実です。
実際に定期的な人事異動だったのか或いは組織活性化なのかはわかりませんが、
今まで自分のフィールドだと思って続けてきた仕事から外れざるを得ないときに誰もが感じることです。
これはシニアに近づいたからというだけではなく、どの年代でもあると思います。
自分が最前線で貢献し、成果を上げてきた仕事で、しかもその仕事に愛着を持っていればこそ、外れることになると「自分は必要なくなったのだろうか」と不安になることは誰でもありますよね。
しかし50を超えて定年までの数年が現実味を帯びてくるとそこに以下の武田アナのような考えが足されるのですよね。
そして、初めてはたと気づきました。幸せなNHK人生にも、いつか終わりがくるんだな。そしたら急に不安になって、すごく寂しい気持ちになった。「旅の終わりが見えてきたな」という感じでしたね。ふと先を見ると、定年まであと数年。そこから先の人生をどう生きるのか。本来なら、もっと早い段階で考えておかなくてはいけなかったんだなと、とても後悔しました。
引用元:CHANTOWEB
この感覚は自分も50歳を超えてから出てくるようになりましたのでよくわかります。
決して会社や社会への反発というのではなく、
- 「そろそろこういうことを受け入れないといけない時期にきたな。」
- 「新しい人が新しいやり方で成果を上げる時代に入ったな。」
という感じです。
わたしも30年近く一つの業種で働いてきた経験があります。
30代、40代のときはキャリアを第一に考え、海外駐在などは真っ先に手を挙げて行っていました。
2000年代に中国に出向していた時などは、中国経済成長も手伝って確かに順風満帆だったため、自分以外にここでの仕事にあっている人間はいないだろうと思って(勘違い💦)いました。
なので、確かに帰任時には寂しい気持ちになりました。
しかし同時にその次に挑戦する新たな仕事で何がキャリアアップにつながるか、と考えてました。
なぜなら、まだ終わりでなく、長い未来があると思っていたからです。
しかし今の年齢になると違うんですよね。
普段から年齢を考える時間が多くなり、
今の仕事を別の若手がやっている未来を想像することも増えてくる。
そして実際そういう場に遭遇すると、武田アナのように「旅の終わり」を現実的に感じてしまうようになるんですよね。
退職後の生活スタイルや収入など
武田真一アナは現在日本テレビ「DAYDAY」に司会者として出演されています。
しかし退職後は日本テレビに転職したわけでなく、奥様と個人事務所を立ち上げてフリーランスとして活動されています。
生活スタイルとしては、以下のように夫婦での時間が増えたというのが大きい変化のようですね。
またフリーランスなので自由時間が増え、仕事以外に使う時間を大切にされているようです。
会社員のころは忙しくて、夫婦でじっくり話すということはあまりなかったのですが、今は、マネージャーとして常に現場につき添ってくれるので、24時間ほぼ一緒です。夫婦で一緒に過ごせる時間が増えて、すごくよかった。
引用元:CHANTOWEB
では収入はどうなのでしょう?
あちこちで色んな数字が飛び交っており真実は本人以外は知りえないでしょうが、
NHK時代はおおよそ1500万円~2000万円くらいだったと想定されてます。
そして現在は「DAYDAY]のような帯番組の相場(1本あたり50万円ほどx週5日)をもとに試算すると年収1億円にもなるのではないか、とも噂されています。
こういうニュースが出ると、これが目的でNHKを辞めた、と推測する人が多いと思いますがどうなんでしょうか。
まあ桁が桁ですし、考え方は個人それぞれですが、
フリーになるということは1億にもなりえるし、ゼロにもなるということです。
長年NHKというところで勤務してきた、いわばサラリーマンがリスクを全く考慮せず目の前のお金にだけ飛びつくかと言われれば個人的には少し疑問です。
もちろん先立つものがあるからこその決断でもあるのでしょうが、やはりやりたくない業務命令や異動で単身赴任を余儀なくされたり、
このまま残っても定年までの時間がむなしいものになるという生活スタイルの部分も大きかったのではないかと思います。
早期退職の決断
いずれにせよ転職や退職の決断は大きなものです。
わたしもこの世代にしては珍しく3回ほど会社を変わってますが、会社を辞める、変わるということに慣れるということはいまだありません。
毎回かなりのパワーを使います。
ましてや会社勤めを辞めるとなるとかなりの覚悟と勇気がいると思います。
しかし個人的には人生100年時代と言われるからといって、会社勤めの年数を延ばすというつもりはないんです。
正直なぜ多くの日本人は人生100年時代であれば、その分定年後の楽しめる時間が延びるという考え方をしないのかが疑問なのです。
もちろん働きたくないが経済的に生きていくために仕方ないだろう!とお叱りを受けることもよく理解しています。
確かに私にも武田アナのような資産準備もありませんし今スグ辞めれば確かに厳しいです。
でも、無理矢理に勤労とはいいことだ、みたいな日本的時代錯誤を受け入れるには抵抗がありますし、
人生100年時代を会社勤め時間で食いつぶすしかないとあきらめるよりは
もっと豊かな人生を過ごせる決断をできるように頑張りたいと武田アナを見てあらためて思いました。
武田真一アナwiki(参考)
生年月日 : 1967年9月15日(57歳)
身長 : 172cm
血液型 : B型
学歴 : 筑波大学
職歴 : NHKアナウンサ
→現在フリーアナウンサー
まとめ
さて今回は武田真一アナの早期退職の理由や背景、そして現在の仕事や生活と収入について最新のインタビュー記事からまとめてみました。
決断には収入はともかく、
定年まで10年を切った年齢だからこそ感じる
時代の流れ、現実味を帯びてくる「終わり」
そして家族との過ごし方などがあることが良く分かりました。
そして僭越ながら武田アナの行動を見て自分自信に照らし合わせ感じたことも若干の経験談と共に添えさせていただきました。
先の見えない時代と言われますが、残りの人生会社や仕事に使う時間や価値を個人個人でしっかり見極めて自分が日々幸せに感じる生き方を選択したいですね。
今回は人生を少し考えさせられるニュースからでした。
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