みなさんこんにちは、Koumeiです。
御上先生、第2話も更にハラハラする展開でしたね。何か学園モノというよりはミステリアスな推理ドラマみたいな雰囲気ですね。
今まで生徒役や隣徳学院のロケ地などの記事をまとめてきましたが、今回は御上先生自身のモデルになった人っているのか調べてみました。
なんと、「工藤勇一」さんと言われる教育者の方が御上先生=御上孝のモデルであり、ドラマにあたって松坂桃李さんに授業をしたらしいことがわかりました。
御上先生のモデルの工藤勇一さんって誰で、現在どこで何をされている方なのでしょうか。
Wikiや経歴も気になって調べてみましたので見て行きましょう。
御上先生にモデルがいた!
ドラマ「御上先生」は原作の小説やアニメもなく、舞台となっている隣徳学院も完全オリジナルです。
隣徳学院については以下(↓)を参照ください。
なので、出演するキャラもオリジナルなのですが、なんと御上先生こと御上孝のモデルとなっている教育者がいることがわかりました。
その方は「工藤勇一」先生。
当然、工藤勇一先生のストーリーをそのままドラマにしたのではなく、日本の教育に改革を起こす考え方や接し方などのモデルとなる方として選定されているのだと思います。
実際、松坂桃李さんが以下のようにおっしゃってます。
御上先生のモデルとなった工藤勇一先生(教育アドバイザー)の授業を受けさせていただきました。工藤先生の授業は本当に面白く、熱量と志にあふれていて、これは御上先生のモデルになるわけだなと。お芝居では、工藤先生の授業風景や話している姿も参考にさせていただいています。
引用元:Yahoo news
先生と呼ばれるからにはどこかの学校の教員ですよね。
工藤勇一先生とはいったい誰なのでしょう。
御上先生のモデル「工藤勇一」先生のWikiや経歴は?
工藤勇一先生とは誰なのか。Wikiや経歴について調べてまとめてみました。
名前 :工藤 勇一(くどう ゆういち)
生誕 :1960年生まれ (現在64-65歳)
出身 :山形県鶴岡市
高校 :山形県立鶴岡南高等学校卒
大学 :東京理科大学理学部応用数学科卒
経歴 :東京都千代田区立麹町中学校校長、横浜創英中学・高等学校校長。
更には、内閣官房教育再生実行会議委員、内閣府規制改革推進会議専門委員、群馬県非認知教育専門家委員会委員等、普段お目にかかれないようなスゴイ公職歴任の経歴をお持ちです。
工藤勇一さんは御上先生の「学校教育監修」として携わっておられるようです。
工藤勇一先生の経歴の中心は、まさに教育と風土改革。
千代田区立麹町中学校校長時代には、宿題、定期テスト、固定担任制など学校ではだれもが疑問を持つこともなかった従来制度を廃止。
ただやみくもに変化を取り入れたわけでなく、それぞれに意味を持たせています。
例えば、宿題ひとつにしてもそうです。
工藤勇一先生の見解からすれば(参照と抜粋:みんなの教育技術より)
- 「すでに分かっている生徒には無駄であり、分からない生徒には重荷」。
- 「分からないところがあったら飛ばしてもいい」という宿題の出し方をしても、量が多ければ子供たちは分からないところを飛ばすようになり、時間だけ費やし学力はほとんど向上しないという非効率な状態になる。
- しかも自分の意志で勉強したいものを選んでするのではなく、やらされ続けている。
- この大量の「やらされ作業」で時間を費やすわりに成果が少ない。日本の大人社会の労働生産性の低さにつながっている。
と、子供たちの学力視点だけでなく、日本社会の問題まで考えた上のムダなものを排除する改革なのです。
横浜創英中学・高等学校校長時代にも「自律、対話、創造」を重視し、生徒のための教育改革だけでなく、その改革の担い手である教員の意識改革と働き方改革も実施。
これら型破りな教育改革で工藤勇一先生は教育界では知らぬ人のいない存在なったのですね。
この日本人の生産性の低さを意識した教育改革。シビれますねぇ。
実際日本の生産性効率は先進国で最低です。
目的やゴールがどこか見えていないのに重箱の隅をつつくような質問ばかりの会議。
何に使うのかわからないのに字体やフォントまで指定されている膨大な資料づくり。
うんざりですね。
実際外資系で働いていたときは、外国籍従業員はそんな無駄なことはしません。また意味もなく皆に意見をあわせるなんてこともしません。
皆主体性を持ってます。
日本社会の弊害は教育現場からの延長戦だとすれば、学校で食い止めるべきですね。
工藤勇一先生をモデルとした御上先生がドラマを通じて社会に一石を投じてくれると信じてます。
工藤勇一先生の現在は?どこで何してる?
数々の公職を歴任されてきた工藤勇一先生は、昨年2024年3月に横浜創英中学・高等学校を退任されました。
現在は、どこかの機関専任ではなく、教育全体の後方から支える立場として、書籍執筆や教育アドバイザーなどをされているようです。
- テクマトリックス学校教育アドバイザー(2024.7〜)
- 法政大学 HOSEI2030 推進本部(2024.7〜)
- 横浜創英中高アドバイザー(2024.4〜)
ご本人のX(旧Twitter)によると、現在も横浜創英中高にはアドバイザーとして、リーダー養成講座や生徒への特別授業などは要望に応じて対応予定のようです。
現在、御上先生の「学校教育監修」をしているのも教育アドバイザーとしての一環なのでしょう。
松坂桃李さん演じる御上孝の姿と工藤勇一先生の改革を重ねてドラマを見ると「御上先生」の違った面白さも見えてくるかもしれませんね。
御上先生のモデル「工藤勇一」先生のまとめ
- ドラマ「御上先生」御上孝のモデルは「工藤勇一」先生で、実際松坂桃李さんも工藤勇一先生の授業を受けられたそうです。
- 「工藤勇一」先生は山形県出身の1960年生まれで、千代田区立麹町中学校、横浜創英中高の校長などを歴任され、宿題、テストなど従来制度の廃止などドラスティックな教育改革を実施。
- 横浜創英の校長時代には教育改革を行う現場教師の働き方改革まで着手。
- 2024年3月に校長を退任され、現在は書籍執筆や御上先生の「学校教育監修」など複数の教育アドバイザーとして後方支援をされています。
完全オリジナルストーリーの御上先生にモデルとなる教育者がいたとは驚きでした。
しかし、現在こんな改革を実施した方がいらっしゃるというのはまだ日本教育にも一筋の希望が見えますね。
この工藤勇一先生をモデルとした「御上先生」がメディアを通じて社会に一石を投じる役割に期待してドラマを毎週楽しみに見たいと思います!
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