みなさんこんにちは、Koumeiです。
2025年4月より松田元太(Travis Japan)主演の新ドラマ【人事の人見】が始まります。
お仕事系ドラマとしてはめずらしく人事部のお話。
実はわたし以前の会社で一時期人事部もやっていたことがあって今回の「人事の人見」のことを知ってからスゴイ楽しみにしてます。
今回はドラマの舞台である「日の出鉛筆(ひのでえんぴつ)」という会社について追ってみました。
日の出鉛筆って会社は本当にあるのか?またそのモデルとなるような会社はあるのか?など、勝手に考察してみましたので一緒に見てみましょう!
人事の人見で舞台となる会社「日の出鉛筆」は本当にある?
人事の人見の会社「日の出鉛筆」とは?
このドラマ【人事の人見】は日の出鉛筆(ひのでえんぴつ)という会社の人事部のお話です。
日の出鉛筆は長い歴史と実績はあるものの旧態依然の体育会系気質、営業や開発部優先で人事のようなアドミニ部門が軽視されがちな状況の会社。
それを打破しようと奮闘する真野直己(前田敦子)のもとに、松田元太演じる人見廉がヘッドハンティングされ人事のプロとして入社。
が、前評判とは裏腹に、人見は全く社会人経験もない「おバカ」。
空気も読まず突拍子もないことをし周りを巻き込んでいくという笑いありのドラマのようです。
(参考文献:人事の人見公式)
この日の出鉛筆という会社。
会社の花形(はながた)は営業や開発。数字を挙げる人間がヒーローで、人事などアドミニ部門(管理部門)はそれらを支えるためにあるという位置づけ。
いや~、なにやら懐かしい香りがするのは私だけでしょうかね。
まさに昭和・平成のオーナー企業はそんな空気でした。
わたしも大学卒業とともに就職したのは昭和から続くオーナー企業。
すべてがオーナーの声とそして数字をあげている営業マンの一言できまる。
制度も営業マンが不都合といえば、「おい、人事、なんとかしろ」とムチャぶりが。
ドラマ放送はまだですが、すでに日の出鉛筆になにやら懐かしい、共通する感覚を覚えてしまいました。
「日の出鉛筆(ひのでえんぴつ)」は本当にある?
では、そんな「日の出鉛筆」。本当にあるのでしょうか?
結論から申しますとドラマ「人事の人見」は脚本 冨坂友さんの完全オリジナルドラマですので、舞台となる日の出鉛筆という会社も実在はしません。
Google Mapで調べてもヒットしませんでした。(↓)。

でもこの「日の出鉛筆」って名前、いかにも昭和の日本っぽい匂いがしません?
現在多くの企業が若者にも受け入れられようと英語表記にしたり、名前を変えたりしてますよね。
例えば鳥貴族HD。海外進出を見据えて「エターナルホスピタリティグループ」に変更。
老舗の日立造船も「カナデビア」と改名しましたね。
その中であえて「日の出鉛筆」っていかにも昭和体質っぽい名前。そう感じてしまうのはわたしが昭和世代だから?
少し鉛筆という商品について調べてみましたが、現在はペーパレスで学校の授業もタブレット導入。少子化もあり鉛筆の生産量は減少傾向です。

引用元:日本筆記具工業会
そんな現代の中で歴史ある鉛筆の会社を舞台にしたということで、
本当にある?或いは類似した会社はあるのか?と思いましたが、完全オリジナルということでヒットしませんでしたね。
しかしよく何もないところからどうやってこんなうまい名前を考えだすんでしょうね。
名前をみただけでなんとなく内情がイメージできる名前を。
少し前までは小説や漫画からドラマ化が多かったですが、最近原作無しのオリジナルドラマが増えてきました。
その中でゼロからイメージにピッタリの名前を作り上げるなんて、ドラマ制作者のプロフェッショナル力を見せつけたってところですかね。
日の出鉛筆(人事の人見)のモデルとなる企業はある?
日の出鉛筆という会社自体は存在しなくても、そのモデルとなる会社、文具メーカーや鉛筆メーカーはあるのでしょうか?
まずその業界について少し調べてみました。
日本での文具メーカーというを調べてみると652社ヒットしました。(参考:Baseconnect)
こんなにあるなんて知りませんでした💦
この中で鉛筆を製造している文具メーカーさんを見てみると21社に絞りこまれました。(参考:Baseconnect鉛筆)
上位にくるのは当然ながら皆さんが良く知る、
- コクヨ株式会社
- 三菱鉛筆株式会社
- 株式会社トンボ鉛筆
など大手です。
その他、大手から委託を受けて製造している会社も多くあります。
そしてリストを見ていると東京都の荒川区にある「太陽鉛筆株式会社」という会社を見つけました。
早合点や誤解なきよう言っておきますが。太陽鉛筆(株)さんが日の出鉛筆のモデルだと特定には至っていません。
その名前に「日の出」と「太陽」という共通項を見つけたまでです。
表舞台の営業マンや新規商材を開発した設計担当者であれば、会社名や秘話が表にでてくることもあります。
しかし人事部といえば会社の内部中枢です。
会社のホームページを見ても採用活動の情報以外、その内情を知ることは容易ではありません。
従い、おそらくですが、どこか1社の実情をモデルとしたというよりは、
日本社会で問題視されているブラックで古い体質と思える複数の事象などから「日の出鉛筆」という独自の会社を作り上げたと考えるのが妥当かもしれません。
プロデューサーの後藤博幸さんが
会社という組織は社会の縮図のような場所だと考えます。
といわれるように、
今のストレスにまみれた日本社会への問いかけるドラマでもあるので、どこかの会社をモデルにしたというより、日本社会をモデルとした会社が日の出鉛筆なのかもしれません。
更なる詳細はこの後キャストやロケ地などがもっと明らかになってきたらさらに追っていきたいと思います。
日の出鉛筆(人事の人見)についてのまとめ
さて今回は4月から放送予定の新ドラマ【人事の人見】の舞台となる日の出鉛筆という会社について調べてみました。
- 日の出鉛筆という名前の会社は本当にあるのかどうか調べましたが、Google Mapでもヒットせず実在しませんでした。
- 日の出鉛筆のモデルとなる会社はどこか1社の特定企業ではなく、会社組織を日本社会の縮図と捉えた、現代の日本社会全体をモデルに具現化したのが日の出鉛筆だと思われます。
- 全国で21社ある鉛筆製造メーカーさんの中で名前がよく似た太陽鉛筆株式会社さんがありましたが、同社が特定のモデルとなったという実態はありませんでした。
果たして実際ドラマの中での「日の出鉛筆」はどんな組織なのか。
今後キャストなどがどんどん明らかになっていくと思うのでドラマ開始も楽しみに事前情報も追っていきたいと思います!
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