みなさんこんにちは、Koumeiです。
7月27日(日)23時放送の『情熱大陸』では、「膵臓がんの最後の砦」と呼ばれる名医・藤井努医師と、彼が率いる富山大学附属病院「膵臓・胆道センター」に密着します。
番組を見て、「あの先生に診てもらいたい」「あの病院はどこ?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
あるいは、今は必要がなくても、いつか身近な人が膵臓がんと診断された時、「情熱大陸で出てたあの場所、調べてみようか」と思い出す方もいるはずです。
本記事では、以下のような疑問にお答えします。
- 富山大学附属・膵臓胆道センターってどんな場所?どこにあるの?(アクセス)
- 藤井努医師ってどんな人?本当に名医なの?(wiki的プロフィールと経歴)
- 実際に診察や手術を受けるにはどうしたらいい?紹介状はいるの?(受診方法)
検索しても情報が断片的だったり、難しかったりする中で、できるだけわかりやすく、詳しくまとめました。
必要な時に、頼れる“最後の砦”が見つかるよう、この記事がお役に立てば幸いです。
『情熱大陸』で紹介された膵臓がん“最後の砦”「富山大学附属・膵臓胆道センター」とは?
「富山大学附属・膵臓胆道センター」紹介
富山大学附属病院の「膵臓・胆道センター」は、2018年9月に開設された日本初の膵胆道専門センター。
一般の医療機関では実施する困難な高度な医療や先進医療を提供する特定機能病院として厚生労働省から承認された医療機関です
消化器外科・内科・放射線科・化学療法・病理など複数の専門医がチームで連携し、特に膵臓がんの患者に対して最先端の治療を提供しています。
最大の特徴は、他院で「手術不能」とされた膵臓がん患者に対しても、**化学療法→外科手術(コンバージョン治療)**を積極的に行っていることです。
また、センター長である藤井努医師が開発した「Blumgart変法」と呼ばれる縫合手術技術により、従来よりも手術の合併症リスクを大幅に軽減している点も大きな特徴です。
「治せる可能性がある限り、諦めない」――。そんな姿勢が、このセンターには根付いています。
「富山大学附属・膵臓胆道センター」の場所はどこ?
- 所在地:〒930-0194 富山県富山市杉谷2630(富山大学 杉谷キャンパス内)
- 最寄りアクセス:
-. 富山駅からの場合: 富山駅より富山地鉄バス(4番乗り場)で30分(富山地鉄・路線バス 富山大学附属病院循環)
-. 呉羽駅からの場合:呉羽コミュニティバスで20分(呉羽いきいきバス 老田・古沢・池田ルート)
-. 富山空港よりタクシ-で20分
病院は市街地からやや離れた山の上にあり、自然に囲まれた静かな環境です。患者さんにとっても、ご家族にとっても、落ち着いて過ごせる立地と言えるでしょう。
「富山大学附属・膵臓胆道センター」の医師「藤井努」とは?|wiki・プロフィールと経歴
藤井努(ふじい・つとむ)医師は、膵臓がん外科治療の第一人者として国内外で知られる名医です。
- 名前:藤井努(ふじい・つとむ)
- 生年月日:1968年8月14日
- 年齢:57歳(2025年7月現在)
- 学歴:名古屋大学医学部卒。(1993年)
- 富山大学附属病院、膵臓・胆道センター センター長
2006年~2008年にはハーバード大学・マサチューセッツ総合病院で研究経験を積み、国際的にも評価されています。
専門は、高難度の膵頭十二指腸切除術や、先述したBlumgart変法縫合など、膵臓外科の中でも最も難易度の高い分野。
学会や医学雑誌にも多数の実績があり、国内外の医師からも「富山に藤井あり」と言われるほどです。
藤井努医師に診察・手術を受けたい!具体的なステップ
藤井努医師の富山大学附属病院、膵臓・胆道センター で受診をするには以下のようなステップになります。
基本的にはおおよそ総合病院や大学病院と変わらず、紹介状をもとに訪問するのが一番王道ですが、情熱大陸を見て、外来方法を知っておきたい方のために要点をまとめました。
1. 初診の場合
- 藤井努医師の初診担当曜日は、月・水・金曜の8:30~11:00(再診は平日8:30〜)
<富山大学付属病院HP> - 初診の場合は現地にて、「診療申込書」に必要事項を記入⇒健康保険証及び紹介状(画像・検査データを含む)を①番「はじめての方」窓口に提出 という流れになります。
- ✅再診は予約診察
2. 紹介状の有無と有利さ
- 病状の経過や診察迅速化という意味で、かかりつけ医からの紹介状を持参する必要があります。
- 紹介状があると病状の経過やいままでの治療や検査結果などを医師が把握できるため、診療もスムーズになるからです。
- どうしても紹介状持参が出来ず受診する場合は紹介状なし負担額(選定療養費)7,700円の加算があります 。
- 「富山大学附属・膵臓胆道センター」は一般医療機関では実施が困難な高度な医療や先進医療を提供する病院です。今までどんな経過でどんな治療ではだめだったのかによって次の策を検討するため、やはりそれら情報を含んだかかりつけ医に紹介状を依頼するのが安心です。
3. 外来〜検査〜治療の流れ
- 診察後:血液検査・超音波・CTなどを受け、専門チームで協議。
- コンバージョン治療:膵臓がんが「切除不能」と判断された場合でも、化学療法などで縮小し、外科手術へつなげる可能性があります 。
- 手術の安全性向上:6〜12時間の手術を複数医師が交代で対応し、集中力と安心感を維持します 。
4. 遠方からの受診対応
- 北海道・沖縄など全国から患者が来院し、入院体制・通院支援・遠隔フォロー体制が整っています。
- 大学病院サテライト施設(例:済生会富山病院・糸魚川総合病院など)も活用でき、本院との連携で継続治療が可能です 。
5. 膵臓がんドックについて
- センターでは富山大学オリジナルの膵臓がんドックを実施。(富山西総合病院と連携)
- MRCP検査や超音波、腫瘍マーカーなどを使い、早期発見を目指すものです 。
- 電話(076‑461‑7700)にて予約制 *富山西総合病院電話番号
手順まとめ(図解イメージ)
ステップ | 内容 |
---|---|
① 初診受付 | 藤井努医師の外来日は月・水・金の8:30〜11:00。初診は基本的に紹介状を持って直接来院。「診療申込書」に記入し、保険証・紹介状を提出。※紹介状がない場合は自費負担+選定療養費7,700円が必要。 |
② 再診(予約制) | 初診後の再診や治療方針説明は完全予約制となります。診察後、医師・病院側の案内に従って予約を取ります。 |
③ 検査 | 血液検査や画像診断(CT・MRIなど)を実施し、専門チームで治療方針を協議。 |
④ 治療 | コンバージョン治療(術前化学療法)などを経て、手術へ。手術時間は6〜12時間に及び、複数医師によるチーム対応。 |
⑤ 継続支援 | 遠方からの通院患者には、近隣の医療機関・大学・サテライト病院と連携した継続支援体制あり。人間ドック利用も可能。 |
まとめ|膵臓がん最後の砦「富山大学附属・膵臓胆道センター」と医師・藤井努
- 『情熱大陸』で”膵臓がん最後の砦”と紹介されたのは、富山大学付属病院「膵臓・胆道センター」。
- 富山大学杉谷キャンパス内(富山市杉谷)にある日本で唯一の膵胆道専門施設で、先進医療を提供する特定機能病院として厚生労働省から承認された医療機関
- センター長の医師・藤井努さんは、難治性膵がんの手術・治療において国内最高レベルの実績を持つ名医。「治せるかもしれない」という可能性にかけて、諦めない医療を提供している。
- 「膵臓・胆道センター」で藤井努医師の初診を受けるには紹介状が必要(紹介状無しの場合は別途+7700円が必要)。藤井努先生の初診担当曜日は、月・水・金。
- 遠方からの受診や、セカンドオピニオン、健診(膵がんドック)にも対応。
「膵臓がんは手遅れになりやすい」「見つかったら終わり」――そんなイメージを持つ方も少なくありません。
でも、希望はゼロじゃない。今回の情熱大陸やこの記事が、その希望の入口になれば嬉しいです。
誰かの命を救う“最後の砦”医師・藤井努の富山大学附属・膵臓胆道センターをあなたの記憶にぜひ留めておいてください
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